この「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」は、ずっと役立つと聞いていて気になっていました。やっと手にして奥付を見てびっくり。
2001年に世に出て、
驚いたことに2009年時点で29刷も増刷されていました。ちょっと調べたら国内で50万部のベストセラーで、今もなお世界中で人気とのこと。
ということで早速読んでみましたが、ここまで増刷されたことにも深~くうなずける内容でした。2017年に新版がでていますが、それも60万部以上のベストセラー!!
優秀な人間、人生で成功する人間になるには、まず弱点を自覚すること、分析すること、そして、それを克服することだと、世界中の学校や職場で教えられています。しかし、
本当に成功している人は、自らの強みを発見し、顕在化させ、活用する術を身につけている!。
帯にも「ぜひ、隠れた能力を見つけて、わくわくしてください」と「学習欲」と「着想」が強みの勝間和代氏推薦!と書かれている。勝間さんが推薦するとやっぱり売れるんだろうか。
この勝間さんの「学習欲」と「着想」も本書が紹介する34個の強みの中の2つですが、なんとこの本の表紙裏についているIDコードを本書が紹介するサイトで入力すると、自分の「強み」がわかる「ストレングスファインダー」という診断を受けることができるんです!それで、34個の「強みとなりうる資質」の中から自分の資質が5つわかります。
これを機会に自分の才能・資質、自分の強みを知って、それを活かして、もっともっと伸ばして、弱点や弱みが気にならない人になりたい方にはおススメです。
自分の弱みや苦手なことばかり気にしている人、強みがあるのに活かしきれていない人、どうやって活かせばいいのか、そうやって伸ばせばいいのかわからない人、また部下や後輩の強みを知りたい人や、知ったうえで、それをうまく人間関係の構築に役立てたい人には、ぜひ読んでいただきたい内容だと思いました。それらも重要だけど、何よりまず自分の強みを知って、そこをもっと伸ばしていこう!あの仕事でこの強みを活かせる!とか気づくことができました。感謝、感謝の本です。そして
苦手なことや弱みを克服しようと思う暇があったら、もっと強みを活かしてダントツになればいい
と前向きな気持ちにもなりました。
「まず、ルールを破れ―すぐれたマネジャーはここが違う」、「最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと」、「最高の成果を生み出す 6つのステップ」などベストセラーになったマーカス・バッキンガムはケンブリッジ大学卒業後、ギャラップ社で17年間、世界トップレベルの職場やリーダー、マネジャーの調査にたずさわる。現在はフリーのコンサルタント兼作家で、講演もおこなう。
ドナルド・O・クリフトンはギャラップ社の元会長。「ポジティブ心理学の祖父」、「強みの心理学の父」として、全米心理学会からその功績が認められている。
ポイントとして、
・自ら選んだ分野で並外れた才能を発揮し、常に満足を得るには、自分独自の強みのパターンを知らなければならない。
「ストレングスファインダー(強み探索システム)」
を大いに活用し、強いのなんとるかを知り、自らの強みの源泉を見つけてほしい。
・あなた自身、それにあなたのまわりの人々に関するあなたの正しい判断力をさらに確実なものにすること、それが本書の目的。
・従業員の性格や能力は一人ひとりが異なるという事実を踏まえて、そのちがいを活かすこと、それが強みの革命を起こすことになる。
・この地球上で、企業に勤める従業員のわずか20%しか、自分の強みを毎日発揮できていると感じていない。
この調査では、さらにおぞましい事実も明らかとなった。それは、
勤務年数が長くなり、出世コースを進むにつれ、自分の強みが活かされていると思えなくなる人が増える
ということである。
・しかし、逆に類推できるのは、むしろ優れた企業になることへの限りない可能性だ。収益の増加に拍車をかけ、
企業の価値を増すためには、内部に眼を向け、個々の従業員の埋もれた能力を発揮することに、ただ力を注ぎさえすればいい。
・人に対する認識が根本的にまちがっている。とりわけ興味深いのは、
2つの誤った認識 である。
①人はだれでもほとんど全てのことにおいて、能力を発揮することができる
②だれにとっても最も成長の余地があるのは、その人の一番弱い分野である。
大多数の企業は、従業員に得意分野があるのはあたりまえと考え、弱点を極力減らすことに力を注いてしまっている。これは大きな間違いである。
・すぐれたマネジャーが、
共通して持っている2つの認識 は、
①人の才能は一人ひとり独自のものであり、永続的なものである。
②成長の可能性を最も多く秘めているのは、一人ひとりが一番の強みとして持っている分野である。
優れたマネジャーは、この二つの認識に基づいて日々さまざまな業務をこなし、さまざまな従業員と接している。
・人生における真の悲劇とは、傑出した強みを持たないことではなく、強みを活かせないことである。
それなのに、自らの中に「日陰の日時計」を隠し持っている企業やチームや個人があまりに多すぎる。
・強みとは何か。それは、一言でいうと、
「常に完璧に近い成果を生み出す能力」のことである。
・「強みとは常に完璧に近い成果を生み出す能力」という定義に従って、強固な人生を築くのに最も大切な3つの原則とは、
①強みは首尾一貫することができて初めて、真の強みになる。安定性があってこそ成果も予見できる。
②満足のいく成果を得るには、自らの職務に関わるすべての業務に適した強みを持つ必要なない。オールマイティが良いという考えこそ、何より払拭したい世間一般の思い込みである。
③傑出した(ずば抜けて優れた)存在になるには、強みを最大限に活かせ。決して弱点こだわってはいけない。
・仕事で成功を収めたいならば、自らの強みを自覚し、それを活かすことだ。自覚するには、ストレングスファインダーを使用すればいい。
強みを語るうえで、著者は才能とは、知識とは、技術とは何か、また経験によって身につけた能力と才能の違いについてなど、本書でくわしく説明しています。しかし、本当に著者が言いたいことは、
自らの強みがどんなものであれ、どうかそれを活かしてほしい。自らの弱点がどんなものであれ、どうかそれとうまく折り合いをつけてほしい。
ということです。そして、自分の強みを見つけるには、本書についてくるコードで診断いる「ストレングスファインダー」を使用する。そして見つけた強みとなりうる資質をもっともっと育てて、強固にしていけば、必ず人生で成功するということです。
まずは、この本を読む前に、ストレングスファインダーのネット診断を受けて、自分の強みとなりうる資質5つを確認し、その資質についてじっくりと考えていくことをおススメあす。新版は、さらにその資質を仕事やプライベートでどう活かしていけば良いか、ということにもっと重点が置かれています。(この本を読んでから新版もほしくなって買いました(笑))
とにかく、自分の「強み」、「才能」、「強みとなりうる資質」を知りたい方、そしてその資質はどんな傾向があるのか、どんな才能があるのか知りたいかた。必見です。
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