ビジネス書 自己啓発本 「本当に役立つ本」 紹介 !

年間100冊以上好きで読んでいますので、アウトプットしようと決意。できるだけ質のいい、活かせる情報を。

「ムダゼロ会議術」  横田 伊佐男

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上司や役員にぜひ読んでほしい本!
「働き方改革」という名のもと、意味があるのか無いのかわからない時差出勤、フリーアドレス、残業時間の管理、裁量労働制など、手の付けやすいところから手を出す人事。しかし、本当に生産性(成果÷かけた時間)を上げたいならまずは
”会議のやり方”を見直してほしい。
そんな思いで読みました。
著者独自にあみ出した「会議前」「会議中」「会議後」での
”対策”が実にわかりやすいです。本文にもありますが、午前中に読破したら、その日の午後から、1日かけて読破したら、次の日から実践できる内容です!

ムダゼロ会議術

1:会議の時間がいつも長い → 自分の時間がなくなっていく・・・
2:会議の中身が薄い → 意味がない会議で時間だけがムダに・・・
3:会議で結局何も決まらない → やることいっぱいあるのに、出なきゃ良かった
4:会議で発言がない → 何のために出席してるんだろう・・・
会議に対する悩みは、この4つの悩みに分類できるとあります。確かに私の会社でも会議が結構多く、中でも上層部が入った時などは異常に会議時間が長いです。会社勤務のみなさんもこんな悩みを少なからず持っておられると思います。
では、このような悩みを解決するには、何をすればいいのか!?
その答えがシンプルかつ実践的に書かれています。
1つでも上の悩みがある方は読んで損はしない役立つ本です!

著者はCRMダイレクト株式会社代表取締役。横浜国立大学大学院博士課程前期経営学(MBA)修了。シティグループ、ベネッセグループでマーケティング部門、コンサルティング部門の責任者を歴任。100社を超える大手企業でのコンサルティング経験を体系化し、2008年に独立。コンサルティングでは「人が動く戦略は『紙1枚』にまとまっている」という法則を基に、実践で使えるマーケティング戦略を徹底的にたたき込む。これまでの受講者は延べ3万人を超える。

 

・ポイントとして

 

著者は言います。
「会議」が変われば、「仕事」が変わる。
「仕事」が変われば、「会社」が変わる。
「会社」が変われば、「人生」が変わる。

「会議」を変え、会社に良い変化をもたらして、叱られた人はいない。
じゃあ、どう会議を変えていくのか?

 

・会議前

ムダゼロ会議術メモ1


会議は、3種類しかない。その3つと主な参加者は、↓こんな感じです↓
「共有会議」:関係者全員参加(ぬけもれ注意)

「拡大会議」:専門家、アイデアマン、多様性のある人材

「決定会議」:決裁者、プレゼンター、ご意見番

 

・会議には呼ばない「一応くん」への15秒対処法

会議前→メールではなく、口頭でさりげなく共有

会議後→口頭ではなく、議事録をさらりと配布

 

・適切な議題設定は、意外と難しい

会議は常に
議題(問い)→答え
の連続。

 

・比較して、疑問分で数字を入れる

目標未達の「2億円」を「2か月以内」に、誰がどうやって挽回するのか?

数字とは、目標数値、金額、期間などのこと。

 

・会議中

 

ムダゼロ会議術メモ2

・開始30秒ゴール宣言
 ゴール(何が終わったら修了か)を宣言する。

・短い言葉でスイッチ
 ゴールを設定しにくい共有会議では、伝えたいことを13文字以内に要約し、冒頭にガツンと話す。その後詳細説明。

 

・3つのシナリオを書いておく。しかも「ぼんやり」と。
 理想のシナリオ、最悪のシナリオ、、中間のシナリオを書いておく。

 

・会議という「舞台」の「演者」を増やすこと=ボルテージを上げる秘訣

 → 役割を振る → 早速効果が出始める
(リーダー、タイムキーパー、書記、議事録役、応用編としてたくさん発言する役、正反対の意見を言う役など)

 

・会議のメリットの1つとして
多様な視点を持てることにある。

ホワイトボードに「最初の30分は否定意見 厳禁!」と書いておくだけでも違う。

 

・会議後

ムダゼロ会議術メモ3

 

・議事録で一番難しい議事は3つ以内にしておく。付属資料でホワイトボード。
議事録に書く議事(発言内容や論点)は3つくらいで十分。詳細はホワイトボードを写真で撮影でいい。

・議事録のフォーマットを作っておいておく
定型化しておくと、すぐに書ける。(応用編は事前に議事録を書く!?)

 

とにかく丁寧さより拙速(せっそく)重視!

 

・みんな忙しい。だから会議室を出た瞬間、会議内容を忘れる。

だから、NEXT STEPが重要。

 

 

著者はサラリーマン時代、次年度の部門戦略をねり上げる泊まり込みの合宿に参加し、会議をしていました。そこで会議の中身が冒頭に書いた4つの悩みを見事に再現したような中身の無い、長い会議だった。

著者はついに業を煮やして、それまで誰も使っていなかったホワイトボードに議論を整理し、論点を絞り込んでいった。結果として、会議は全員一致の戦略を構築し、心配していた台風直撃の前に東京へ帰れたという。

その会議での進行を見ていた社長が、翌年に著者をその注目部門の責任者に抜擢昇格させた。著者のキャリア人生を変える重要なターニングポイントとなった。

 

いつの時代も、ビジネスパーソンに求められるものは、2つの不変能力である。それは、テクノロジーが進化しようがしまいが、変わらない。

問題解決能力 と コミュニケーション能力

この2つの能力さえ備わっていれば、どこに行っても一生困ることはない、と著者は言います。この本を読めば、会議を利用して、この2つの能力を高められることを確認しました。実践的で非常にわかりやすいです。

会議を通じてこの「問題解決力」と「コミュニケーション能力」を高めたい方はぜひ読んでいただきたいです!おすすめです。

 

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