読書のプロって、
どういうところにフォーカスして
本を読んでいるの!?
その前に、どんなビジネス書を読んだら良いの??
と迷ったら迷わずこの本です!
年間1000冊以上、のべ2万冊以上ビジネス書を読んできた著者だから語れる、
究極の書評本であり、読書術であり、選書術でもあります♪
著者である土井氏が、今までに読んできた新旧 山のようなビジネス書の中から、
読者である私たちが、
自分自身の1本の線を引けるるようになるために、
「どんな本を読み、何を吸収し、
そして どのようなアクションにつなげていけばいいか」
を面白く、そしてわかりやすく書かれた超お得な(得るものが多い)本です!
ビジネス書や自己啓発本をどのように読んだら良いかわからない。
そもそも何を読めば良いかわからない。
仕事で専門にしている本は飽きてしまった。
これといった専門がない。
本を読んで大切そうなところに線を引くけど、その線が役に立っているようには思えない。
その前にどこに線を引けばいいかわかない!
そんな悩みや疑問を持たれている方にはピッタリです。
著者 土井英二さんの視点で、明確な答えを全てに与えてくれます(^^♪
著者は慶應義塾大学 総合政策学部卒業後、日経ホーム出版社(現・日経BP社)を経て、2000年にAmazon.co.jpの立ち上げに参画。
売れる本・著者をいち早く見つける目利きと斬新な販売手法で数々のベストセラーを仕掛け、「アマゾンのカリスマバイヤー」と呼ばれた、
いろんな意味でビジネス書の達人です!!
自分にとって価値ある1行に出合うためには、
「いい本」にめぐりあわないといけない。
本の内容がおもしろいかどうかなど、あなたのビジネスには何の関係もない。
本はあくまで、それ自体を楽しむものではなく、
人生を楽しむための「ツール」である。
さらに著者は
「1冊に100本の線を引くことよりも、100冊に1本ずつの線を見出すほうが現実的だし、実りが多い」
と述べている。
その見出し方も実におもしろく本書に書かれています♪♪
ポイントを説明する前に、この本がお得である理由の1つを紹介!!
なんと本書の194ページから240ページ(最終)まで、
巻末付録として、著者が実際に読んだ2万冊のビジネス書のなかから、
44冊を厳選!
そして、それぞれに引いた「線」が紹介されています。
そして、なぜそこに「線を引いたか」も記載されています。
ビジネス書を知り尽くした著者の選書、とても私は得した気分になり、何度も読み、そこから何冊も買ってしまいました。
(たぶん皆さんも買いたくなります。多分です♪♪)
ポイントとして、
・書評や読書感想文などを書く必要はない。
たった1行でいいから、自分の身になる文章に線を引き、
それを体にしみこませること。
それができれば、その本は価値ある1冊ある。
(私には耳が痛いですが、この「しみこませ方」も書かれています)
・「全部読まないといけない」という病は捨てる。全体を通して読むような
「全体練習」をするよりも、いま必要な箇所だけを読む「部分練習」をするべきである。
・好きな情報は、いつの間にか自分の中に入ってくるものだ。
嫌いなもの、自分と価値観の合わない本を、むしろ意識して読んでいくといい。世界が重層的に、横断的にみえてくるはずだ。(独学の技法でいうクロスオーバー人材)
・「そうだ、その通り!自分の考えは間違っていなかった!!」と感じる箇所には絶対線を引いてはいけない。単に自分に酔っているだけだ。逆に、読んだときには多少の嫌悪感があっても、どういうわけだか、”気になる” 1行に出会うことがある。こんな1行には思い切って線を引いてみるべき。
・出版社や編集者は、本を売るために、たとえ自己申告(著者が発信しているウソやはったり)だらけの本であっても、あたかも読むべきところがあるように見えるタイトルや見出しをつける。
そのうえ、学びたくなるように感覚を刺激するデザインを駆使して装丁をつくり込んでいく。こうした罠にだまされてはいけない。
・いい話は、「心の栄養」になるが、ビジネスとは関係がない。
・ある事象を「原因」と「結果」に分けて考えてみると、線の引き方は劇的に改善できる。結果ではなく、原因に線を引く。原因と結果を見極めなければ、すべての戦略が間違ってしまう。
・結局、学びとは「類推」である。ちがう世界のものを受け取って、自分の世界に適用
何かの成果物を生もうとする。(ここも独学の技法に共通しています)
著者はAmazon.co.jpから独立後、有限会社エリエス・ブック・コンサルティング代表取締役であり、日刊書評メールマガジン『ビジネスブックマラソン』編集長も務めています。
著者だからこそ書評が許されるし、期待される、と本書を読んで納得しました。
世界で計600万部以上のベストセラーになった「人生がときめく片づけの魔法 (近藤麻理恵)」をプロデュースしたのも著者なのです。
ポイントがたくさんあり過ぎて困る本です。
ビジネス書や自己啓発本が好きな方はもちろん、本当にもちろん♪
そして好きではない方、
これから挑戦してみようかなと思っている方にとっても、非常に有益な1冊だと思います。
どの本を読もうか迷ったら、まずはこの本をおススメします!
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