この「型」を身に付ければ最強です。
私がビジネス書に興味を持つきっかけをくれたの本の中の1冊です。
2015年2月に出た本書を何気に蔦屋書店で購入。
読んだあと「これは役立つかも!」と思い、
さっそく本に書かれていることを実践。
すると仕事で報告書を書くことから効果が出始めました。
この本のおかげで今ではプレゼン資料やプロジェクトの管理を
任されることが多くなりました。
忙しくなったのはしんどいけど、
この本が無かったらもっとしんどいサラリーマンだったと思います。
本当に実践的なビジネス書です♪♪
会社で
「理解・共感・信頼してもらえない」、
「認めてもらえない」
「選んでもらえない」
といった悩みをもっている社会人のみなさんにお薦めです。
またこれらの原因である
「頭のゴチャゴチャの整理」
「論理的な思考」
「理解・共感・信頼感を通じた伝わるコミュニケーション」
の能力をカイゼンしたい方には打って付けの本です。
著者は大学卒業後トヨタに入社し、トヨタ独自の1枚仕事術を習得。
「1枚」による目標達成と時間短縮の両立を追求し、400時間越えだった残業時間をゼロにまで減らしました。
その後、日本最大のビジネススクールであるグロービスへの転職を経て2012年に独立。企業研修や個別コンサルティングなどを通じて、これまで(当時)のべ1000名以上の受講者に指導を行っています。
「トヨタの1枚」のベースにある3つのステップ
①考えるベースとなる情報を紙に「整理する」、
②自分なりの ””考え” を紙に「まとめる」、
③紙の内容を誰かに「伝える」
この3つのステップが「紙1枚にまとめる」作業を動作として表せます。
著者は「動詞」を目に見える「動作」に変換する「動作化」の達人
だと思います。
よく会社では、「意識します・徹底します・検討します・改善します・・・」
などなど、
抽象的な動詞が飛びまくっています。こういう「動詞」を具体的でわかりやすい「動作」に落とし込むこと、落とし込む方法を著者は教えてくれます。しかも非常に方法はシンプルで実践しやすいです!!
例えば、「会社の方針を意識します」と会社ではよく聞くフレーズ、、、
具体的に動作に落とし込むと何をすることか?
という内容が具体例として本書に出てきます。
答えは
「方針を紙に書いて持ち歩き、すきま時間にチラチラ見る」
となります。
聞くとなんだそんなものか、と思うかもしれませんが、
こういった抽象的なことを、具体的な動作に変えて ”できる”ことにする
というチカラは、本書を読み終えてやってみると、そのスゴさ実感できます。
ポイントとして、
・「紙1枚にまとめる技術」は全部で10種類ほどありますが、その中で最も汎用性が高く、実践的な「エクセル1」と「ロジック2」という技術(型・道具)について詳しく説明している。
・「エクセル1」はすべての基本となる技術であり、①フレームを作る、②キーワード埋める、③考えを書き出すという3ステップだけ。
・書き出す作業には「時間制限」をかけたほうがよい。
・「エクセル1」でプレゼン資料やスピーチ原稿が簡単に作れる。しかもわかりやすくて論理的。
・仕事のできる人は「書類を見せながら、指をさす」という些細な動作を行っている。
・常に3つにまとめようとすることで、こちらが望む反応を返してもらえる可能性も一段と高まる。
・「ロジック3」の「What?」、「Why?」、「How?」をまとめた紙1枚で、誰でも論理的な資料が作れる。論理的に話せるようになる。
・「要約する力」、「抽象化する力」、「構造化する力」も同時に身についてしまう。「一言でいうと・・・」、「要するに・・・」と言うのが得意になる。
・「エクセル1」と「ロジック3」があれば、簡単な動作でほぼ何でも考えを整理できる、まとめることができる、伝えることができる、そして伝わる。仕事で結果が出る。
著者はトヨタ時代に業務として「トヨタのホームページ管理人」を担当。その際に、この「紙1枚にまとめる技術」を使い、シンプルなサイトへのカイゼンを実現し、企業サイトランキングで日本一を獲得しています。発刊された2015年には、「年間ベストセラーランキング」でトップ10入りもしています。
著者はトヨタ時代のころから、「それってどういう意味なんだろう?」、「具体的な行動をとるとすれば、こういうことかな?」など、日々考えていたとのこと。ちょっと ”クセ” の強い社員だったと思います(笑)。その "クセ" のおかげで、本当の意味で「使える」ビジネス書を書くことができたのだと思います。
すぐに頭の中がゴチャゴチャになってパンクしそうになったり、考えを整理したくてもやり方がわからなかったり、資料をつくるのが苦手だったり、伝えることが下手だったり、提案が通らないことが多かったり・・・そんな方に特効薬になるおススメの本です。特効薬だけどずっと使えます。
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