会社ではよく「目標を決め、計画を立て、日々の行動予定まで落とし込む」をやっています。
そこまで頑張ってもなぜか”飛び込み仕事”や”ルーティーン業務”に時間を奪われて計画通りに行動できていない。重要な仕事が進まない。。そうするともちろん目標も達成できずに悔やむ日々。あーあ、気づけば今年もあと〇ヶ月。。。そんな仕事のやり方やそんな組織を変えるにはどうしたらいいか?がわかる1冊です。読んだらすぐに実践したくなる本です。
会社で中期経営計画や戦略、アクションプランなどを作成することは多くの企業で行われていると思います。でも”作成”はしているけど”実行”できない。実行してもいつも途中で計画がなんとなく消えてしまって、、、結局「日常業務や緊急の飛び込み仕事」の対応で1日が終わってしまう。そんな日が続く。。。そんな毎日に悩んでいるリーダーに是非読んでいただきたいです。
全世界で3,000万部を超え、今も読み継がれているビジネス書のベストセラー「7つの習慣」を世に出したフランクリン・コヴィー社。同社の中でも最高ランクのビジネスを手掛ける3人が研究してついに出版された本書。
「何をするかはわかっているけど、どうやって実行すればいいのかわからない!」そんな組織で働くビジネスマンにはかなりお薦めです。できれば組織のチームで共有していただきたい超実践的内容です。
戦略を実行できない組織に共通している課題とは何でしょうか。それは、「人々に行動を変えてもらうことができない」、そして「組織の取り組み方(やり方)に問題がある」ということ。じゃあ、その課題を解決する方法は何か?
それが本書に書かれている「実行の4つの規律(4DX)を定着させること」なのです!
ポイントは、
・第1の規律「最重要目標にフォーカスする」。
今やっている仕事の質を落とさずに、行動して変化させることで最もインパクトを与える1つの分野は何か?という問いの答えになるような「最重要目標」を1つ(多くて2つ)決定する。そしてそこに照準をしぼった行動を”必ず”とる、ということ。重要なのが、日常業務や飛び込み仕事(本書では”竜巻”とよんでいる)は必ず向こうからやってくることを想定した上で、最重要目標にフォーカスして必ず実行することです。
・第2の規律「先行指標に基づいて行動する」
”目標達成を予測できること” そして ”チームのメンバーが影響を及ぼせる” 特徴のある先行指標(行動して変化させるもの)を決める。
例えばダイエットで60kgを50kgにするという最重要目標を決めた場合、体重計に毎日のって体重を記録する(遅行指標)ではなくて、毎日とるカロリー(先行指標)を決めて、そのカロリーを日々記録する、ということです。
・第3の規律「行動を促すスコアボードをつける」
チームのメンバーのモチベーションを上げるために、各メンバーが行っている活動がうまくいっている(勝っている)のか、そうでない(負けている)のかを”見える化”するということです。
シンプルな表やグラフを作成し、掲示しちゃうということなんです。野球やサッカーをするときもスコアボードが無いと面白くないし、やる気が出ないですもんね。スコアボードを見て勝っていたらそれを守ろう!、もっと引き離そう! と思うし、負けていたら逆転しよう!!と頑張りますよね。
・第4の規律「アカウンタビリティのリズムを生み出す」
最重要目標に取り組むチームが、定期的、かつ頻繁に(少なくとも週1回)ミーティングを行い、前週約束したことをちゃんと果たしたか、スコアボードの得点(先行指標)はどう動いたのか、来週は何をするか、をメンバーの一人ひとりが2,3分で説明するということです。そこでリーダーは必ず約束を果たせるようにうまくフォローしていく。うまくフォローをする方法は、本書にたくさんの事例を用いて説明されています。
週1回は各メンバーが説明するという習慣のつけ方も本書では丁寧に説明されています。
著者の一人であるショーン・コヴィーは、学生向けの「7つの習慣ティーンズ」や7つの習慣のワークブックなども出版されたすごい方です。現在はフランクリン・コヴィー社のエグゼクティブ・バイス・プレジデントとして、世界141か国で展開する事業を統括しています。本書4DXのチームを立ち上げて以来、4DXプロセスを精力的に広め、推進しています。
とにかく日本の会社・企業でよくある「戦略がいつの間にか消滅」、「計画が尻つぼみ」を無くして、本当に実行できる組織をつくりたい!、組織までいかなくても目標を必達できるチームをつくりたい!と思う方には、ぜひ読んでいただきたい内容です。
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