あっ、こうやって考えて話せば人に伝わるんだ、ここを押さえれば伝えることができて、その人に動いてもらうことができるんだ、ということが非常にわかりやすく書かれていました。これからの会社人生での会議やプレゼン、上司への提案がうまくいくとワクワクさせられました。(アマゾン ロジカルシンキングカテゴリー 第1位)
会社で上司や先輩、部下や後輩に重要なことを“説明する機会”、“伝える機会”が無い日は無いと思います。そんなとき、どうしてもうまく伝えられず、結局あとから「あー言えば良かった」と後悔している方に読んでいただき、伝えるワザを盗んでいただきたい1冊。
ヤフーアカデミア学長にしてグロービス講師。ソフトバンクの孫社長にも一目置かれた著者。そんな凄い経歴をもった著者ですが、かつては会社でのプレゼンが大の苦手、上司への提案や会議も逃げ出したくなるくらい緊張していたとのこと。。。そんな話下手な著者がマスターした「1分で伝わる話し方」がわかる本です。
人に話を伝えるときには、ストーリーを作ることが大切。要するに物語ですね。そしてその物語を考えようとするなら、「何が大事なのか」、そして「どうしたら相手に伝わるのか」をきちんと考える必要があります。この本はその”考え方”をわかりやすく教えてくれます。
ポイントとして、
・1分で伝えるために、聞き手の左脳が理解できるロジックをつくる。
ロジカルに考えるといっても、難しく考える必要はない。要するに「意味がつながっているか?」を話す前に考えるだけ。結論や目的とその根拠をつなげるだけ。
・1分で伝えるために、聞き手の右脳を刺激してイメージを想像させる。
ロジカルに考えられた正しいことを聞いて理解するだけでは、人は動かない。相手がそこに自分をあてはめて考えるようになるかどうかが重要。そのために具体例を上手に使う。その方法とは。。。
著者は東京大学経済学部卒業後、日本興行銀行に入行。転職後の企業では執行役員マーケティング本部長を経てヴァイスプレジデントとして事業全般を統括。かつてソフトバンクアカデミアに所属し、孫社長へプレゼンし続け、国内CEOコースで年間1位の成績を修めた経験を持ちます。なんかモノスゴイキャリアですね。
1分で伝えて人を動かす話し方をマスターできるだけでなく、「話が伝わらなくなる6つの余計な話」についてや、「通じないときは、前提を揃えておく」、「対話をうまくするためのコツ」など、わかっているんだけど、ついつい”あっ、私やってしまっているっ!”と思うことや、”私はここができていないなー”ということをおもいっきり気づかせてくれます。・もちろん一気にはマスターできないから、常に近くに置いておき、会議やプレゼン、上司への提案の前に読みたいと思いました。
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「1分で話せ」 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術