ビジネス書 自己啓発本 「本当に役立つ本」 紹介 !

年間300冊以上好きで読んでいますので、アウトプットしようと決意。できるだけ質のいい、活かせる情報を。

「50歳の衝撃」  山本 直人

30代から読んでおいて損はない。

団塊の世代が退職したこれからの時代、平和な50代を送れる人は少ないかもしれない。
何をもって平和とする?
自分にとっての幸せな50代とは?
そんなことを考え始めるのに、早すぎることは無い。そう思って読んでみました。会社の偉いさんが読んでいたことと、「日経BP」で何回も宣伝されていたのもキッカケになりました。

50歳の衝撃

この本では、様々なビジネスシーンで見聞きする事実をベースに、25の葛藤(かっとう)物語が書かれています。どれも50歳前後の会社員が直面しやすい、人生を左右する「衝撃的な経験」ばかりです。

自分の身にも必ず、どれかのシーン、いずれかの衝撃がくるのだろう、そう思いながらしみじみと読みました。非常に濃い内容で考えさせられました。

これからどう生きるか?どう会社と付き合うか?

そんなことを今のうちに考えてもいいと思います。
(私にとって50代はまだまだ先の先ですが、これからの人生を考えてみるキッカケをくれた ということで役立つ本に入れました)

 

著者は、コンサルタントであり、青山学院大学経営学マーケティング学科講師でもある。慶應義塾大学卒業後、博報堂でクリエイティブ、研究開発、ブランドコンサルティング、人材開発を経て2004年に独立。キャリア開発とマーケティングの両面から企業を対象にした活動を行う。

 

ポイントとして、

・自分で勝手に「限界」を決めない
・新天地では自分を「緩める」ことも大切
・「育成」こそがキャリアを切り開く好機
・「貧乏くじ」も見方によっては「当たりくじ」になる
・「同調圧力」にタフになる

50歳前後でなくても、上のような文章を読むと、色々と思いが巡ってしまう。本当に50歳前後になったとき、自分はその後の人生をどう考えて生きているのだろう、会社ではどんな立場で、どんな仕事をしているのだろう。

そのときになってから考えても遅いかもしれない。だから今から少しずつ考えてみる。日々の仕事の中で、この本のことを少しでも思い出す機会があればラッキーかもしれない。そんな気持ちで読み終えました。

 

メモしたい文章として


会社の方針ばかりを気にしていても、評価されるとは限らない。だから「自分基準」が重要になる。経験を重ねた人ほど、もう一度自分の「大事にしていること」を思い出して、自分の基準を再構築すべき。

 

何歳でも「もうひと勝負」は十分に可能なはずだ。若返りを進める企業も多いが、それはミドル世代に対して、「もう一度、頑張れ!」というメッセージの表れでもある。

 

一定の年齢になったら、「次の役割」を自ら考えなくてはならない。いざ自分のことになると、ついつい後回しにしてしまう。まずは自分の強みをしっかりと自覚しよう。
本当に大切なことは「地位」ではなく「役割」。そういう考えでいれば、自分の持ち味を活かせる「居場所」が見つかる。

 

「自分たちなりの幸せ」をつかもうとする価値観が若い世代を中心に台頭している。現在の会社で「上を見る」ことへの関心が相対的に薄れている。しかし、それを嘆いても仕方がない。「自分の背中」を見せることで、新しい風土が育まれていくはずだ。

 

どんな仕事でも誰かの「役に立つ」ことで成り立っている。感謝の連鎖は全ての仕事の本質なのである。役回りが変われば、期待されることも変わる。その時に、自分自身の気持ち、つまり「欲求の質」を見直すといい。働く上での満足度に大きく影響してくるだろう。

 

キャリアのゴールに向けて、自分を上手に「着地」させていくことが求められる。「心の持ち方」次第で、その人の幸福度は大きく変わっていく。まず一息入れて、これまでのがむしゃらに働いてきた自分を「緩ませること」を意識してみるといい。「枯れる」よりも「小さな花」を咲かしていく感覚。

 

「自分と会社はそもそも、互いに独立した存在ではないか?」という単純な問いを考えるべき。はたから見ると当然だけど、自分と会社を一体化させていないか?
人生は1度きり。その当たり前のことを、会社生活の岐路では、もう一度自問するべきだと思う。

 

「自信」が「過信」となれば、場合によっては大きな失敗となる。
自分自身をできるだけ客観的に見る「ものさし」を持つこと。第三者から評価を受ける習慣を続けること。

 

「叱るか、ほめるか」という技法上の議論よりも、長期的にモチベーションを維持する育成をしないと、具体的な成果につなげることは難しい。「自分の言葉で冷静に語りかける姿勢」が何よりも求められる。

 

「部下のことを思って」と言いながら、自分の保身を優先する人は多い。しかし、本当に組織全体のことを考えて行動すれば、自らのキャリアが拓けることもある。
部下への振る舞いは、その人の大局観が問われることでもあるのだ。

 

「自分たちの若い時の話」は、決して規範になるとは限らない。むしろ、「違う時代の人なんだな」という思いを強めさせることもある。大切なのは「未来への目標」を共有すること。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

 

家族の問題は、自分の仕事に少なからず影響を与える。問題が起きたとき、自分をコントロールできるだろうか。

 

休みが苦手でも、あえて「仕事っぽく」することで、自分なりの休み方が見つかるかもしれない。楽しみ方はいろいろあるはずだ。

 

自らの仕事の着地点が見えて来たころに、ようやく自分の仕事について夫婦で話ができるようになったという人の声もよく聞く。そして、改めてお互いのことを知り、仲を深めていくこともある。もう一度「仕事と家庭」を見直すことで、ミドル以降のライフプランに新たな見通しが持てることもある。

 

 

著者曰く
50歳というのは「真の自立」のために必要な時期なのではないかと改めて感じる。
現代の日本における「50歳」は、別れの季節の始まりでもある。親を送ることもあるだろうし、子供が自立していくこともある。職場の一線を退いて、今までの地位から離れていくこともあるだろう。また馴染の飲食店が店をたたむようなことも。
これらは50歳ならではの「機会」だ。そう思えば、様々な「別れ」も、真の自立のための自然な過程だと捉えることができる。

 

 

今の年齢でこの本に出会い、読めたことをとても幸運だと思いました。何も考えずに50代を迎えるのと、こういった本に触れておく、こういった考えを知っておく、具体的な衝撃を予測しておく、その時の考え方、考動を想像してみる。
いろんな気持ちが一話一話 巡りました。

今の私には実践的では無い本ですが、今後本棚で目に付いたときには読み返したくなる本だと思いました。いざ50歳前後になった未来では役立つだろうと確信しています。30代、40代の方におススメです!

 

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50歳の衝撃 はたらく僕らの生き方が問われるとき

 

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50歳の衝撃 はたらく僕らの生き方が問われるとき (山本 直人)

 

 

「図で考える。シンプルになる。」  櫻田 潤

何かを人に説明するとき、図を使った方が断然伝わりやすい。そんなこと誰でもわかっている。

でもどんな図を書けばわかりやすいのか?
という事が知りたい方におすすめの本。
思考を磨き上げる7つのパターンを身につければ、これからの仕事で、はるかに人に納得してもらって動かすことができるんです。
でももっと役に立つことに、
図は、プレゼンツールである前に、
思考ツールだ ということがわかる本。

図で考える シンプルになる

・何かを考えるために、ノートにいろいろアイデアを書くけど、結局うまくまとまらない方
・色んなことが起きたときに頭の中が整理できなくなる方
・打合せ等でホワイトボードに手書きするけど、うまくまとめられない方
・人に仕事を頼むときに、説明が上手くないなぁと思う方
そんな方は、マッキンゼーやBCG的なロジックツリーやミッシーを学ぶ前に本書を読めば、楽にロジカルシンキングに足を踏み入れることができると思います。とてもわかりやすいので、おすすめです。

 

著者はニューズピックス インフォグラフィックエディター。
大学卒業後、プログラマーとしてキャリアをスタート。その後、システムエンジニアウェブデザイナー、マーケターを経て、現職。
仕事に必要な知識を身につける過程で、「モノゴトを深く理解したい」という欲求を持つようになり、そこから本やテレビ番組の要約を「1枚の図」にまとめる習慣が生まれる。作り上げた図を、自分の個人サイト「ビジュアルシンキング」にアップしたところ、従来の図解にデザインの考え方を反映させた手法が話題になる。

 

「図を使って考える。
そうしてシンプルになった思考を伝えれば、おのずと伝わる。」
と言い切る著者が書く本だからわかりやすいのは当たり前だとして、その中身の使える範囲の広さには驚きました。名著「7つの習慣」の7つを実践するのはかなり難しいかもしれないけど、この本に説明されている図の7つのパターンは誰でも実践できます。実践して習慣になれば、仕事の質も変わり、成果も上がります!

 

ポイントとして、

早速その7つの図とは、こんな感じ。↓

7つの図

そうなんです。誰しも一度は見たことがあるし、使ったことがあるかもしれない図なんです。だから親しみやすくて、使うことへのハードルが低い。ハードルが低いのに、あまり使っていない。使いこなせていない。
だからこの本を読んでから使ってみることに意味がある。
ハードルが低いのに、飛び越えている人が少ない。だから飛び越えて使いこなせば周りから一目置かれる”できる人”になれる!どんどん使って習慣にすれば本当に仕事で役立つと思います。案外当たり前のことができていないのに、「う~ん」と悩んでいることが多いんだな とこの本に気づかされたことを思い出します。

 

・それぞれの図のポイント

①交換の図

ステップ1:登場人物をパーツ化する
ステップ2:交換の矢印を書く
ステップ3:交換内容を書く

 

②ツリーの図

ステップ1:パーツ化する
ステップ2:グルーピングする
ステップ3:1つのツリーにまとめる

 

③深掘りの図

ステップ1:なぜかを考える
ステップ2:Q&Aを繰り返す
ステップ3:1つにまとめる

 

④比較の図

ステップ1:タテ軸を決める
ステップ2:ヨコ軸を決める
ステップ3:比較対象を配置する

 

⑤段取りの図

ステップ1:ステップ数を数える
ステップ2:ステップを用意し、説明を書く
ステップ3:説明を磨く

 

⑥重なりの図

ステップ1:何の組み合わせかを考える
ステップ2:円を用意し、内容を書く
ステップ3:円を重ねる

 

⓻ピラミッドの図

ステップ1:何段階あるかを考える
ステップ2:ピラミッドを用意し、概要を書く
ステップ3:概要に説明を加える

 

超シンプルにこのような「まとめ」があるのですが、本の中では、実際に仕事で使える実例を用いて丁寧に説明されています。冒頭で「桃太郎」のあらすじを図で説明しているところなんかは驚きでした。

 

全て「丸や四角と矢印」だけでシンプル。図がシンプルだからこそ、そこに書き加えるコメント・内容もシンプルにしようと頑張っちゃいます。シンプルを目指して頑張ると要点だけを考えようと脳が動き出します。図があると、そこに何かを入れようと勝手に頭が動き始めます。それが恐らく「考える」ということなんだな、と実践しながら感じました。

 

 

著者は、個人サイトで有名になってから、「デザイン×図解」「図解思考」といったテーマで研修、ワークショップの依頼が舞い込むようになりました。依頼先の会社では部署を横断し、同じ研修を複数回実施するなど、その満足度も極めて高い。そうした活動が高く評価され、2014年よりニューズピックスに参画。新しい時代の記事表現として、図解やビジュアルを幅広く用いた記事を多数執筆、デザインする。

 

本当にシンプルな図と矢印だけで、こんなに考えるという行為ができるようになるんだという感動を味わえます。感動を味わうだけでなく、日々仕事で考えるときに使っていくと、考えることが好きになります。実際私もノートを見ると、丸や四角や矢印が多くて、後からノートを見たときに、その仕事のことがすぐにわかるように整理できていました。これからの時代、ノートをうまく使ってAIが考え出せないような組み合わせや領域へと考えを伸ばしていかないといけない!そんな気がします。

 

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図で考える。シンプルになる。

 

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図で考える。シンプルになる。(櫻田 潤)

 

 

「人と組織を効果的に動かす『KPIマネジメント』」  楠本 和矢

以前「最高の結果を出すKPIマネジメント」という本を読んでから、KPIについてもっと深く学んで、仕事に活かしたいと思い、読みました。前述の本が「KPIとは何か?というレベルから、その設定方法やKPIマネジメント全体の流れを知ることができ、初級編から中級編という印象でした。さすがリクルート社内でKPIの講師をされていた方が書かれた本だと感銘を受けました。↓↓↓

booktime.hatenablog.com


一方今回のこの本は、人間の奥底にある感情や本音(インサイト)を探り出し、そこからKPIマネジメントのストーリーを作成する」という手法が紹介されています。表面的な意識や行動や、ちょっと調べればわかるようなことをKPIに設定しても意味がないということを、実例を交えながらわかりやすくその手法を説明されています。

KPIマネジメント

・KPIの意味は知っているけど、どうやって決めていけばいいかわからない方
・KPIを設定して仕事をしているけども、あまり効果が出ていない方
・そもそもKPIに設定している内容が「これでいいのか?」と疑問を感じている方
・KPIは達成しても、KGIの達成にうまくつながらない人
このようなことに悩んでいる方には最適な本で、役立つと思います。

 

著者は、神戸大学経営学部卒。丸紅株式会社で新規事業開発業務を担当。外資系ブランドコンサルティング会社を経て、現在は国内コンサルティング会社の執行役員に従事。これまで国内コンサルティング会社のプロジェクトの統括役として多岐にわたるプロジェクトを担当。現在は同コンサルティング会社において、人材育成事業の統括、重点企業のプロジェクト統括、及び外部企業とのアライアンス構築業務などに携わる。

 

この本で特徴的なのは、先述したインサイトやストーリーからのアプローチだけでなく、豊富な実例にあります。
日本航空株式会社(V字回復で有名)、株式会社丸井グループ株式会社あさひ自転車屋さんですね)、小林製薬株式会社(CMでお馴染み)、株式会社サイゼリア(イタリアンレストラン)、ハウステンボス株式会社、株式会社SBI証券など、有名企業がどのようなKPIマネジメントをおこなったのかが、詳しく書かれています。

 

そこで働かれている方との対談(インタビュー)もあり、そのKPIを設定した背景や、発生した問題、そしてその問題をどう乗り越えて解決してきたか、など活きた情報を得ることができ、
本書で書かれているKPIマネジメントの実用性を確認
することができます。何によりそういった実例があると、自分の会社にも適用する際にとても参考になります!

 

また、KPIマネジメントをするとき、トップダウン型とボトムアップ型の2つのアプローチがありますが、この本は完全に
ボトムアップ型のアプローチ
です。
KPIの設定対象として、複雑な人間的意識や感情などが入りやすい場合や、トップライン(最前線)を伸ばしていくという「積極型」の指標を作る際、このボトムアップ型アプローチをとることが多いと著者は書いています。

 

ポイントとして、

・KPIと聞くと「机上の話」「小難しい概念論」「数値的な世界」を想像してしまう。

しかし、この本は

・人の心理が出発点
・現場でのリアリティ
・再現できる方法論

この3つをKPI作成のアプローチのベースとしています。

つまり、「あるべき論」の押し付けではなく、人の奥深いところにある本音や実情や気持ちを大切にし、会議や机上ではなく、あくまで行動(業務・アクション)を起こす現場の人の現実を踏まえている。そして誰でも同じやり方を行えば、誰もが成果が出せる方法が書かれているのです!

 

・KPIとは、
「事業目標の達成に向けて、ムダなく行動するために集中する点を明確にし、その進捗を測るためのもの」である。

 

・KPIの種類→この本では、KPIを3つのレベルに分けて書かれています

①KFI:Key Financial Indicator 最重要財務指標

②KRI:Key Result Indicator 重要結果指標

③KAI:Key Action Indicator 重要活動指標

前回ご紹介した本では、KGIとCSFが主な登場指標でしたが、ちょっととまどいますね。でも大丈夫です。前回のは、こんな感じ↓

KPIマネジメントめも

つまり、KFIが財務的でない場合は、KGIでオッケーです。
なんだかんだ言って、KGIが「売上」や「利益」や「費用」のようにお金に関係することが多いので、その場合はもう「KFI」としておこう ということです。

KRIは、上のメモでは、KPIと考えてもよさそうです。

ニュアンス的には、「あるべき状態」(KR:Key Result)を数字で表したもの。

KAIは、実際にKRIの結果(あるべき状態)を得るために起こすアクション・行動の指標ですね。このへんは、以前ご紹介した「鬼速PDCA」も読まれると非常に理解しやすいです!

booktime.hatenablog.com

 

「KPI設定の順序」

KPIは、ストーリーから考える

3つのKPI(KFI、KRI、KAI)を戦略的に機能する形でつなぐために必要な作業。それが「ストーリーを考える」という作業。

「正しいストーリー」を作るための十分な情報やデータが最初からそろっていることなどめったに無い、稀(まれ)である。だから深く考えて、推測することが重要。

 

この本では、例として

目的:新規顧客の開拓による、売上の獲得

あるべき状態:「とにかく一番身近に居てくれるから便利」と思われている状態を作ること

として、取り巻く主なステークホルダーの意識や状況を洗い出し、KPIマネジメントを成功させるストーリーが書かれています。とてもシンプルに書かれているけどわかりやすい内容です。

 

あー、ストーリーってこういうことか。こうやってKPIを設定していくんだ。ということがなんとなくわかります。

この「なんとなく」「だいたい」になり、「完全にわかる」という状態に本を読んでいくうちになっていきました!

 

・KPIマネジメントではインサイトが欠かせない

インサイトとは、
・表面に現れていないもの
・未だ気づいていないニーズ
・建前ではなく本音の部分
・刺激によって出てくる感情(心のツボ)

人を動かすためには、深層を感じること。「学習する組織」の著者ピーター・センゲの名言である。『人を動かすためには、表層的な気づきを超え、もっと深い場所で何が起こっているのかを感じ取ることこそが重要である』

以前「入門」編をご紹介しています。一生近くに置いておきたい深い1冊です。

booktime.hatenablog.com

ちなみに、インサイトの反対語は

パーセプション(perception)
・表層的に見えているもの
・顕在化しているニーズ  です。(本文より)

 

・KPI策定の具体的なステップ

①「事業の大目標」をKFIとして設定する
※活動の大目的が「財務的な成果」でない場合、KGIとして設定。

 

②対象事業に関わるステークホルダーインサイトを探索する
インサイトを要素として探索した後は、それらの関係性(因果関係)について構造化する(構造化する→図にしてわかりやすくする)。

 

③棚卸ししたインサイトをもとに「あるべき姿(KR)」を導き出す
短期で追うKRと中長期的に追うKRがある。混同せずに使い分けること。

 

④「あるべき状態(KR)」を実現するための「キーアクション(KA)」を導き出す

インサイトをしっかりと踏まえ、KRの実現に貢献するキーアクションを導出する。
複数案出して、その中から筋のいいと思われるものをチョイスする。

 

⑤KFI(KGI)、KR、KAを波及効果で連結し、「ストーリー」としてまとめる

KFI、KR、KAをつなぎ、ストーリーの背骨にあたる部分を作り、そこからさらに期待できる波及効果や、新たに見えてきた阻害要因、ストーリーとして弱い部分を見極め、ストーリーを発展させていく。
「本当にこのストーリーは機能するのか?」と、健全な自己否定精神を持って進めること。

 

⑥KR、KAに、測定可能な指標を施し、計測プランを立てる

ストーリーの完成後、最後に「あるべき状態(KR)」と「キーアクション(KA)」に、測定可能な指標を設定し、測定手法(調査手法、対象者、周期など)を決める。

KRについて、直接測定が難しい場合は、「代替指標」を検討する。
※「代替指標」については、本書で詳しく説明されています。

 

著者は、人材育成事業については、プログラムの開発と共に、講師も担当している。同社グループ企業内(連結1万7000人)において、圧倒的実績トップのビジネス研修講師として、年間数十社にわたる企業の人材育成に携わっています。青山学院大学専門職大学院国際マネジメント研究科 非常勤講師(2015年度、2016年度)なども務めた。

 

何かをマスターするには、その分野に関する本を5冊は読まないといけないと何かの本に載っていました。鬼速PDCAも入れると、この本が3冊目になります。順番としては非常に良かったです(たまたまですが。。。)
KPIマネジメントに関して基礎的な知識はあるけど、もっと実践的な内容を知りたいという方にはとても役立つと思います。おススメです!

 

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「『3行日記』を書くと、なぜ健康になれるのか?」  小林 弘幸

1日のうちで健康にとっていちばん重要な時間は、

「寝る前」である
寝る前に、たった3行の日記を書くだけで自律神経のバランスが整って、心身ともに調子がよくなる!ということを教えてくれる本です。

その「具体的なやり方」はもちろん、「医学的な根拠」がわかりやすく書かれています。だから役に立つ本に入れようと思いました。” たった3行を機械的に書くだけ” というのが気に入りました。ビジネス書では無いのですが、これから寒くなるので健康第一ということで、役立つ本とさせていただきます!

人生100年時代。やっぱり健康寿命を延ばしたいですよね)

3行日記を書くとなぜ健康になれるのか

30代中盤くらいから、
・なんとなく調子が出ない
・なぜかやる気が出ない
・体が重い気がする
・長い時間 集中できない
・すぐにイライラしてしまう
みたいなことが多くなってくる人が多いと思います。

たいていの人は、「最近睡眠不足かな?」「昨日ちょっと飲み過ぎたかな」「ストレスだな」などで片づけてしまって、深く原因を考えないことが多いと思います。

しかし、著者曰く、そういうことを体が感じた時点で、「体の異常はかなり進んでしまっている」とのこと。こうした不調感や不安は、
自律神経が発しているアラーム
なのです。

思い当たることがある方や、これから少し健康に気をつかおうと考えている方には、役に立つと思います!

 

著者は、順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1987年順天堂大学医学部卒業。92年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児外科講師・助教授を歴任する。
自律神経研究の第一人者として、スポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわる。

 

「日記をつけると健康になる」と言われても、なかなか急に信じられないと思います。ですが、

「日記をつけると、自律神経が整って、自分の心と体をコントロールできるようになる。だから健康になる」
と言われてると、少し興味がわいてくると思います。

ちょっと内容を知りたいな と思った方はぜひこの本を読んでいただきたいです。自律神経のコントロールの仕方を睡眠、運動、食事、呼吸の仕方など、様々な研究をし続けてきた著者だからこそ、ここまでわかりやすく、実践しやすくまとめられたと思います。心身ともに健康に、仕事もプライベートも充実したい方には本当にいい本だと思います。私もこの本を教えてもらってから、3行日記続けています。(本書にも書かれてすが、毎日じゃなくてもいいのです!)

 

ポイントとして、

①寝る前に、ひとりになって机に向かう。

②日付と曜日は必ず記入する。

③テーマは

 (1)今日いちばん失敗したこと
 (2)今日いちばん感動したこと
 (3)明日の目標

の3つだけ。(1)→(2)→(3)の順番で、1行ずつ書く。

(この順番も意味があり、大切!この本で説明されています)

④時数に制限はないけど、できるだけ簡潔に短く書く。

⑤必ず手書きで、ゆっくりと、ていねいに書く。

この5つだけ。

役立つように一覧メモにしておくとこんな感じです。↓

 

3行日記めも1

↑いきなり「曜日」を忘れている(汗)すみません。↑

でもこうやってアウトプットして、ミスしたことで、次から忘れないからO.K.!
(笑)

 

・なんで3行日記が健康にいいのか?

先ほどの(1)~(3)を書くことによって、1日を振り返ることができる。そうすると、その日の自律神経の乱れが修正されて、心と体が落ち着きを取り戻すから。

 

著者は、医師として、ずっと自律神経をコントロールする方法を追い求めてきました。睡眠、食事、運動はもちろん、呼吸の仕方や時間の使い方、日常生活の心がけにいたるまで、あらゆる方面に目配りしながら自律神経のコントロールにつながるノウハウを模索してきました。

そして、たどり着いた究極の自律神経コントロール法が「日記をつけること」なのです。著者は、これこを「生涯にわたって健康に生きること」を可能にする究極の健康法だと考えています。

 

・自律神経の乱れは毎日リセットしないとどんどん悪化する

自律神経はいったんバランスが乱れるとなかなか戻らない。自律神経は「怒り」「憤まん」「あせり」「緊張」などによって大きく乱れるもの。いったんバランスを崩すと、その後数時間は元に戻らない

だんだん自律神経が疲れて、「バランスが崩れているのが当たり前のような状態」になってしまう。→雪だるま式に疲労がたまる→どんどんバランスが悪化→病気になる
(いやだー!)

だから、自律神経のバランスの乱れを1日1日リセットして、その日のうちに悪い流れを断ち切っていくことが重要。その自律神経のリセットにもっとも効果を発揮する簡単な手段が、「1日の終わりに3行の日記をつけること」である。

 

・自律神経って?
(そもそもそこがハテナ?の方へ。ご存知の方は飛ばしてください)

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」のふたつがある。
交感神経:アクティブ・モード
副交感神経:リラックス・モード


交感神経を車にたとえると、アクセルの働きをしている神経。例えば、仕事で緊張しているときや、他人と何かを激しく争っているとき、あるいは身の危険を感じるようなとき、私たちはなんとか力を振り絞って目の前の状況を打開しようとします。そういうときに交感神経はグイッとアクセルを踏み込んで心身を戦闘状態に移行させる役割をしている。心拍数や血圧が上がる。呼吸が速くなる。血管は収縮。気持ちは高揚してアグレッシブに。

 

副交感神経を車にたとえると、ブレーキの役割を果たしている。例えば、ひとりでくつろいでいるときや寝ているとき、気心の知れた家族や友人とおだやかに楽しんでいるとき、私たちは肩の力を抜いてくつろいでいます。こういうときに、リラックスした状態られるのは、副交感神経のブレーキがかかっているから。心拍数や血圧は下がる。呼吸はゆっくりになる。血管が適度に拡張して、より効率的に休めるような状態へと体がシフトしていく。気持ちも安心して落ち着いて、平穏無事でのんびりした方向にむかっていく。

 

このように、交感神経と副交感神経は互いに異なった働きをしながら、私たちの心と体の状態をコントロールしている。

自律神経も交感神経と副交感神経のバランスがとれていることが大切であり、どちらか一方にかたよった状態が続くと、様々な病気やトラブルを起こすことにつながってしまう。

 

・交感神経と副交感神経は、「バランス」だけでなく、「レベルを高く維持すること」が重要

自律神経がもっともよい状態で機能するのは、交感神経と副交感神経が両方とも「高いレベル」で「バランスよく」働いているとき。

下の絵で「A」の状態。

3行日記めも2

3行日記を書くことで、このAにもっていくことができる。そしてそれをキープすることができるのです。本の中で詳しく説明されています。

 

著者自身も10年以上にわたって、この「3行日記」をつけています。
1日の締めくくり日記に向かうと、いつも時の流れが止まったかのような感覚を覚える。そして、今日1日を振り返りながらペンを落とすと、その瞬間呼吸が整って自律神経がスッと落ち着くのです。どんなに忙しくてたいへんだった日も、どんなに神経がカリカリした日も、日記にペンを落とすとふっと我に返り、心と体が平静さを取り戻します。この1日1日の流れを「止める」ことが自律神経にとってとても重要な意味を持つと考えられています。

 

日記は多くの成果を上げているビジネスマンも行っていることで有名ですし、マインドフルネス関係の本や、リーダーシップ関係の本なんかでもよく勧められています。
でもなかなか続かないですよね。(私も続かない人でした)

booktime.hatenablog.com

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でもこの「型にはまった3行だけ」なら続けられる人は多く、私の周りで起業している方も実践されている方が驚くほど多かったです。(隠れた名著かも!?)
これだけで体も心も健康になれるなら、一度実践してみてはいかがでしょうか。ノートとペンがあれば今日から始めることができます!1回やってみただけで、そのリラックス効果がわかりますよ。おすすめです!

 

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「3行日記」を書くと、なぜ健康になれるのか?

 

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「3行日記」を書くと、なぜ健康になれるのか? 小林弘幸

 

 ↓こちらもおススメです↓ 私は5年日記を使っていますが。。。

 

 

 

 

 

 

 

「ムダゼロ会議術」  横田 伊佐男

上司や役員にぜひ読んでほしい本!
働き方改革」という名のもと、意味があるのか無いのかわからない時差出勤、フリーアドレス、残業時間の管理、裁量労働制など、手の付けやすいところから手を出す人事。しかし、本当に生産性(成果÷かけた時間)を上げたいならまずは
”会議のやり方”を見直してほしい。
そんな思いで読みました。
著者独自にあみ出した「会議前」「会議中」「会議後」での
”対策”が実にわかりやすいです。本文にもありますが、午前中に読破したら、その日の午後から、1日かけて読破したら、次の日から実践できる内容です!

ムダゼロ会議術

1:会議の時間がいつも長い → 自分の時間がなくなっていく・・・
2:会議の中身が薄い → 意味がない会議で時間だけがムダに・・・
3:会議で結局何も決まらない → やることいっぱいあるのに、出なきゃ良かった
4:会議で発言がない → 何のために出席してるんだろう・・・
会議に対する悩みは、この4つの悩みに分類できるとあります。確かに私の会社でも会議が結構多く、中でも上層部が入った時などは異常に会議時間が長いです。会社勤務のみなさんもこんな悩みを少なからず持っておられると思います。
では、このような悩みを解決するには、何をすればいいのか!?
その答えがシンプルかつ実践的に書かれています。
1つでも上の悩みがある方は読んで損はしない役立つ本です!

著者はCRMダイレクト株式会社代表取締役横浜国立大学大学院博士課程前期経営学MBA)修了。シティグループ、ベネッセグループでマーケティング部門、コンサルティング部門の責任者を歴任。100社を超える大手企業でのコンサルティング経験を体系化し、2008年に独立。コンサルティングでは「人が動く戦略は『紙1枚』にまとまっている」という法則を基に、実践で使えるマーケティング戦略を徹底的にたたき込む。これまでの受講者は延べ3万人を超える。

 

・ポイントとして

 

著者は言います。
「会議」が変われば、「仕事」が変わる。
「仕事」が変われば、「会社」が変わる。
「会社」が変われば、「人生」が変わる。

「会議」を変え、会社に良い変化をもたらして、叱られた人はいない。
じゃあ、どう会議を変えていくのか?

 

・会議前

ムダゼロ会議術メモ1


会議は、3種類しかない。その3つと主な参加者は、↓こんな感じです↓
「共有会議」:関係者全員参加(ぬけもれ注意)

「拡大会議」:専門家、アイデアマン、多様性のある人材

「決定会議」:決裁者、プレゼンター、ご意見番

 

・会議には呼ばない「一応くん」への15秒対処法

会議前→メールではなく、口頭でさりげなく共有

会議後→口頭ではなく、議事録をさらりと配布

 

・適切な議題設定は、意外と難しい

会議は常に
議題(問い)→答え
の連続。

 

・比較して、疑問分で数字を入れる

目標未達の「2億円」を「2か月以内」に、誰がどうやって挽回するのか?

数字とは、標数値、金額、期間などのこと。

 

・会議中

 

ムダゼロ会議術メモ2

・開始30秒ゴール宣言
 ゴール(何が終わったら修了か)を宣言する。

・短い言葉でスイッチ
 ゴールを設定しにくい共有会議では、伝えたいことを13文字以内に要約し、冒頭にガツンと話す。その後詳細説明。

 

・3つのシナリオを書いておく。しかも「ぼんやり」と。
 理想のシナリオ、最悪のシナリオ、、中間のシナリオを書いておく。

 

・会議という「舞台」の「演者」を増やすこと=ボルテージを上げる秘訣

 → 役割を振る → 早速効果が出始める
(リーダー、タイムキーパー、書記、議事録役、応用編としてたくさん発言する役、正反対の意見を言う役など)

 

・会議のメリットの1つとして
多様な視点を持てることにある。

ホワイトボードに「最初の30分は否定意見 厳禁!」と書いておくだけでも違う。

 

・会議後

ムダゼロ会議術メモ3

 

・議事録で一番難しい議事は3つ以内にしておく。付属資料でホワイトボード。
議事録に書く議事(発言内容や論点)は3つくらいで十分。詳細はホワイトボードを写真で撮影でいい。

・議事録のフォーマットを作っておいておく
定型化しておくと、すぐに書ける。(応用編は事前に議事録を書く!?)

 

とにかく丁寧さより拙速(せっそく)重視!

 

・みんな忙しい。だから会議室を出た瞬間、会議内容を忘れる。

だから、NEXT STEPが重要。

 

 

著者はサラリーマン時代、次年度の部門戦略をねり上げる泊まり込みの合宿に参加し、会議をしていました。そこで会議の中身が冒頭に書いた4つの悩みを見事に再現したような中身の無い、長い会議だった。

著者はついに業を煮やして、それまで誰も使っていなかったホワイトボードに議論を整理し、論点を絞り込んでいった。結果として、会議は全員一致の戦略を構築し、心配していた台風直撃の前に東京へ帰れたという。

その会議での進行を見ていた社長が、翌年に著者をその注目部門の責任者に抜擢昇格させた。著者のキャリア人生を変える重要なターニングポイントとなった。

 

いつの時代も、ビジネスパーソンに求められるものは、2つの不変能力である。それは、テクノロジーが進化しようがしまいが、変わらない。

問題解決能力 と コミュニケーション能力

この2つの能力さえ備わっていれば、どこに行っても一生困ることはない、と著者は言います。この本を読めば、会議を利用して、この2つの能力を高められることを確認しました。実践的で非常にわかりやすいです。

会議を通じてこの「問題解決力」と「コミュニケーション能力」を高めたい方はぜひ読んでいただきたいです!おすすめです。

 

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ムダゼロ会議術  サクッと読んですぐ試せる!さらばメタボ会議  (横田 伊佐男)

 

一緒に読むとより効果が上がる本

booktime.hatenablog.com

 

 

 

「人生は、運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている  ふろむだ

知っておいて損は無い「錯覚の力」がわかる本です。
AMAZONレビューで賛否両論に割れている本だったので気になって購入。読んでみて仕事に役立つと思ったところは、
「これからの世の中、特に情報が日々大量に流れまくるこれからの時代、実力も大事だけど、自分が頑張っていること、成果を出していることを積極的にアピールしていったほうが良い、成功するには  ”実力”  や  ”運”  も大事だけど、
”まわりの人々を錯覚させる力” もあったほうが断然いい、利用できるなら利用したほうがいい
ということでした。

人生は運よりも実力よりも勘違いさせる力で決まっている

表紙に「え?まだ実力で勝負とか言ってるの?」という挑発的というか、皮肉混じりの文言、そしてなんとなく憎めない感じのイラストに目が引かれた方も多いと思います。この文言はちょっとやり過ぎかと思いますが、本書に書かれている色々な実験データを読んでいと、あながち  ”やり過ぎでもないかも”  と思わず引き込まれます。

 

この本は、仕事で成果を出すために一生懸命 勉強したり、出世するために努力したり、毎日遅くまで残業したりしているのに、なぜかチャンスが来ない人、チャンスが来てもそれをうまく活かしてステップアップできない方に役立つ内容かと思います。
決して”実力は不要”というような内容では無いのですが、「勘違いさせる力」の説明がわかりやすく、そして面白く書かれていて「確かに!」と思うところが随所にあり、改めて「ハロー効果」の影響力を知ることができました。

逆に、それらを反面教師にして、自分は錯覚させられないように注意して生きていくということも学べる本です。詐欺師にだまされない為には、詐欺師の手口を知っておく、というのに近いです。

 

著者は、「ふろむだ」というペンネームを使っています。理由は、「実名で本を執筆すると、どんなに正直に書いているつもりでも、無意識のうちに体面や人間関係に配慮してしまってウソをついている自覚なしに、文章の中にたくさんのウソが混じるから」と本文で語っています。さらに「人間関係に縛られず、 『本当のこと』を書きたかったから、立場上書けないことも、誠実に書きたかったから匿名で書いた」と説明しています。少し怪しい感じがしますが、本の内容は心理学に基づいた根拠ある内容で、読みやすく、面白く、役立つ箇所がいくつもありました。

 

・ポイントとして

「錯覚資産」をうまく運用することで、成功確率が飛躍的に上がる。
その「錯覚資産」とは?

「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」は、一種の資産として機能する。これを「錯覚資産」という。

錯覚資産

例えば、ここに次の2人がいたとする。
『実力タイプ』・・・本当に実力のある人。
『錯覚力タイプ』・・・実力はないが、実力があるように見せかける能力のある人。

世の中や会社は、実力タイプよりも、錯覚力タイプのほうが有能だと認識する。

だから錯覚力タイプは、実力タイプよりも、よりよいポジションや成長のチャンスを手に入れられる。錯覚力タイプは、エリートコースに乗り、いい先輩の指導を受け、重要な仕事任され、みんなに助けられ、実力アップの機会に恵まれる。

 

実力タイプは、まわりの人は有能だと認識していないので、大した期待もしない。だから古いシステムの保守や雑用ばかりさせられ、ろくな経験も積めず、実力が伸び悩む。

結果として数年後には、実力においても、錯覚力タイプが実力タイプを追い抜いている。そんなことがこの世の中では普通に起こっている。

 

つまり、本当は実力があるけど周りの人にそう思われていない人よりも、周囲の人に「実力がある」と「錯覚」させた人の方が、成長する機会を多く得ることができ、結果的に周りの援助や指導も受けることが増え、チャンスをつかみやすくなる。

 

もう一度整理すると、
・錯覚資産とは、「他人が自分に対して持つ、自分にとって都合のいい”思考の錯覚”」のこと。
・思考の錯覚は、”認知バイアス”によって引き起こされる。
認知バイアスとは、ゆがんだレンズのようなものであり、認知心理学の概念で、「認知の偏り(かたより)」という意味。

・ハロー効果は、認知バイアスの一種。

で、ハロー効果とは、

ハロー効果の「ハロー」とは、あいさつではなく、後光(ごこう)のこと。
(神様や仏様の後ろにピカーッと光るあれです)
なにか1点優れていると、後光がさして、なにもかもが優れて見えちゃうような錯覚のこと。

(例えば、ハーバード大学出身の方と、あまり聞いたことの無い大学出身の方が違う意見を言っていた場合、無意識に人はハーバード大学の学生の意見の方が正しいと錯覚してしまう・・・みたいな感じです)

 

・ハロー効果の位置づけは ↓こんな感じです↓(本文より引用)

          f:id:eiyuken:20181105232930j:plain

 

・ハロー効果による錯覚は、権力者にとって、都合がいい

「地位が高い」とか「実績がある」と、その人が「全体的に優れている」と、人々は認識してしまう。

それによって、その人の考え方や発言内容の「正しさ」まで底上げされ、実際よりも正しいように聞こえる。(恐るべし、ハロー効果)

 

・「失敗は成功の母」は嘘!?

よく耳にするのが「失敗は成功のもと」。
それと同じようによく聞くのが「失敗は成功の母」。
この「失敗は成功の母」などと言われるが、実際には、成功の方が、はるかに成功の母である。

なぜなら、人は(ユーザーも、投資家も、エンジニアも、メディアも)「成功は、運ではなく、実力によるものだ」と錯覚するから

錯覚が、成功のスパイラルを作り出す。

 

偽物の薬を、患者に「よく効く薬でうよ」と名医が話して飲ませると、実際に患者の病状がよくなるような「偽薬効果」のことを「プラシーボ効果」と言いますが、このプラシーボ効果が、単なる錯覚にもかかわらず、現実に病気を治癒する効果があるのと同じように、思考の錯覚は、単なる錯覚でしかないにも関わらず、現実の成功確率を飛躍的に上げる。

 

・学生と社会人ではゲームのルールが根本的に違う

学生の受験勉強では、思考の錯覚の入り込む余地はない。

ハロー効果のおかげでテストの点数が上がったりしないから。
また、運に左右されることも少ない。数字で表すと、

運:実力=1:9 くらい。

しかし、ほとんどの社会人の場合、成功と失敗を決める要因は、

運:錯覚資産:実力=3:4:3 みたいになる。

社会人の多くは、受験勉強よりも、はるかに不可実性が大きく、運に左右される変数が多く、錯覚資産の多い少ないで、結果が大きく左右されるためである。

 

著者は、のべ数百万人に読まれたブログの著者。多様な業務経験を活かして、主に仕事論などの記事で人気を博す。現実では複数の企業を創業し、そのうち1社は上場を果たす。ポストとしては平社員、上司、上司の上司、上司の上司の上司、取締役、副社長、社長を経験。業務としては、プログラミング、設計、仕様定義、企画、マーケティング、採用、アートディレクションなどを経験。本書は初めての著書となる。

 

上の著者の経歴を読んでみなさんはどう思いましたか。
「おー、1社は上場までさせた起業家なんだ。そんな人が書いたんなら、この本は信用できそう」と思った方もおられると思います。まさにそれも、著者の錯覚資産による錯覚かもしれません。

とにかく、この本ではハロー効果を中心に、人々が陥りやすい錯覚や、なぜ誤った判断を人はしてしまうのか、なぜ誤った判断をしたことにも気づいていないのか?などなど、知っておいて損は無い、といいますか、サラリーマンとして会社で働いている方なら知っておいた方がいい内容が、かなりありました。

つまみ食いでもかなり役に立つオモシロイ本です。おすすめです!

 

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「頭に来てもアホとは戦うな!」  田村 耕太郎

まさに現代実社会版『孫氏の兵法』
何気なく売れているから、という理由で買って読破しましたが、最近読んだ本の中では一番お気に入りになりました。多分これから何回も読み返すんだろうなーと思います。
時間もエネルギーもタイミングも、たった一度の人生を思いっきり楽しむための、限られた財産。それを「アホと戦う」というマイナスにしかならない使い方で無駄に消費するな!というのがこの本のポイントだと思います。

頭に来てもアホとは戦うな

※2018年11月4日現在では60万部を突破していました。(購入時点では25万部)

この本でいう「アホ」とは、仕事でわざと人の足を引っ張ってくる人、他人の評価を落として、自分の評価を高くしようとする人、悪口を言ってくる人、嫌がらせをしてくる人、暇つぶしにからかってくる人などなど、つまり人格者で無い人のことです。そういう人たちは、必ずどこの会社にもいます。それが上司や同僚、後輩にいるとやっかいです。

そんな「アホ」な人たちと戦わずに仕事で成果を出す方法。張り合わずに、自分のために利用する方法。著者の体験から具体的な方法や技が面白おかしく書かれています。
大切な自分の人生を、もっと素晴らしいものにするにエネルギーを注ぐんだ!アホは相手にするな!!そんな当たり前だけどできていない自分に喝(かつ)!を入れてくれる本当にいい本に出合えました。「くよくよ悩む自分」「腹を立てる自分」がたまに表れてしまう方にはぜひとも読んでいただきたい1冊です!

 

著者は第1次阿部政権で、内閣府大臣政務官(経済財政・金融・地方分権担当)をつとめる。元参議院国土交通委員長。前大阪日日新聞代表取締役社長。エール大学、ハーバード大学ランド研究所でも研究員を歴任。早稲田大学慶応義塾大学大学院、デューク大学法律大学院、エール大学経済大学院を各修了。オックスフォード大学AMP及び東京大学EMP修了。とかなりスゴイ経歴の方ですが、とにかく政治家時代には著者も血の気が多いタイプで、色々な人とムダに戦ってしまい、痛い経験もしてきたようです。並みの人生でないから並みの戦いでは無かったと思いますが、その中で学ばれた仕事の仕方、人との付き合い方、人生の歩き方、アホへの対処の仕方が実に勉強になりました。

 

ポイントとして、

・悔しい過去にこだわり、未来を犠牲にするか、それとも、成功するための心理に集中するのか。

残念ながら日本のような嫉妬(しっと)社会では「アホ」が出世しやすい。能力ある人格者は出世する途中で多数のアホにつぶされる可能性が高いから。アホはアホを気持ちよく支持する。つまり、アホは厄介な敵。そんな敵を増やした代償が、気分が晴れるということだけなんて、全く釣り合わない。

一度しかない人生の貴重な時をそんなことで無駄使いしてはいけない。

 

成功者は無駄に戦わない。戦うべき時と相手を選ぶ。

戦うべき相手は人間関係で「くよくよ悩む自分」「腹を立てる自分」

 

神経をすり減らさないための第一のポイントは「自分にもっと関心を持つこと」

これからは、自分が本当に何がしたいのか?そのために何が必要なのか?そっちに専念した方がいい。それがわかれば、他者のことを気にする暇なんてないことがわかる。

 

戦うべき相手は、「アホと戦う」なんてアホなことを考えてしまう自分のみ。

 

・自分のほうが頭がいい、知識がある、と思っている人間のやる行為は、逆効果が多い。頭はいいかもしれないが愚かだ。

自信があるときこそ、自身のある人こそ、謙虚に対応するべき。危機感を持って対応するべき。それは洋の東西、何事にも言えることだ。

 

・「質の高い仕事をする」というプライドを持ち、手抜きをしたい自分と戦いながら仕事を続けていけば、相手が馬鹿にしてなめてくるようなことはない。それでもなめてくるような相手とは仕事をしなければいい。

プライドやメンツをつぶされた?それがどうした?

そんなもの どうでもいいのである。

 

・自分がコントロールできることだけに時間もエネルギーも集中するべき。
他人の気持ちはコントロールできない。おせっかいほど危険なものはない。

 

・「等身大の自分」を冷静に見極めよ

たった一度の奇跡のような人生を思い切り使い切るために、最も無駄であり、「百害あって一利なし」なのが、妙なプライドである。これを断ち切るためには、常に等身大の自分を冷静に見つめ、そこから離れず、目標に集中すること。

褒められたらありがたくいただく。が、しかし、妙な自信やプライドはもたない。

 

・花を持たせる

まず頭に来たら、相手に花を持たせていい気分になってもらうことだ。頭にきた人間にこそ、笑顔ですり寄って物事を頼んでみよう。頭に来ることがあっても、権力がある人材ほど、まずは花を持たせてあげる。

そのためには、相手の攻撃やいじめにやられているフリをすればいい。「やられた」「勝てません」という姿を見せるのだ。ダメ元で構わない。

無駄に戦って敵をさらに難しい敵にしてしまって将来を危うくするより、敵をこちらの味方にして自分のために利用したほうが生産的。そして相手を最高の味方にすることで、溜飲が下がる(気が晴れる)だけでなく、未来も明るくなる。

本当に自分のやりたいことにフォーカスする。そうすればアホにでも頭は下げられる。

 

・瞬時に反応してはいけない

即答するなということで、ずっと溜めておくということではない。それは精神衛生上とてもよくないこと。相手の前では表情を変えず、受け止める。そしてどこかで思い切り爆発させて処理することだ。

とにかく、カッとした怒りは瞬時に液体窒素で凍らせるように余裕をもって”にっこりと笑い”どこか遠くへ持っていって爆発させる。そのあと、すっきりした頭で冷静にやるべきことを考えるのだ。

超ベストセラー「7つの習慣」にも同じような考え方が書かれています!

 

・カッときたら幽体離脱

カっとしたときほど、自分の肉体を離れて
自分を上から見る自分を強く意識するようにする。

相手がいて、自分がいて、衝突しようとしている構図を、すっとそれこそ3Dで上から時間を止めてみるのだ。それで「我に返れる」。そして冷静になれる。

大事なプレゼンやスピーチなどでも、この技を身につけると、緊張せずに”自分の前に座っている聴き手”の視点を持てるようになる。どこがポイントか理解しながら、いい話ができるようになる。

訓練が必要だが、人生をストレスなく楽しく謳歌(おうか)するためには最高の武器になるのでおすすめである。

 

・人生で一番大切な能力とは?本当に頭がいい人とは?

単なる頭の回転ではない。記憶力や発想力だけではない。

「相手の気持ちを見抜く力」である。

この能力を持つ人が一番賢い人であり、この力さえあれば、あなたの人生は「鬼に金棒」である。

世の中にインパクトを与えたいなら、まずは力を持つ人の気持ちを理解し、巻き込み、動かすことが必要になる。

どんなときでも、まず相手の気持ちを考えることから始める。そうすれば、アホと戦う必要はなくなる。この能力を訓練して身につければ、アホをも自分の目的のために動かせるようになる

 

・理屈よりも感情

デール・カーネギーの『人を動かす』で、「他人を動かす」3原則をざっくり言えば、

①非難するな
②認めよ
③相手の欲しがるものを理解せよ

①と②は当たり前のスキルである。

人を動かしているのは感情であって、理屈ではない。

論破しても、相手は動かない。そういうことをされたことを「バカな屁理屈で、人前で恥をかかされた」と憎しみとともに一生忘れないのがオチ。

アホ相手でも全く同じで、苦手な人間にはさらに丁寧に接するべき。そしてリスペクトしているところを強調する。「最後に相手の欲するものを相手の立場で考えて見つけ、それと自分の利害を共通のものとするのだ」

 

・困っていなくても困った顔をする

・淡々とこなす者が最後には勝つ

いいことがあっても平然とする。逆にショックなことがあっても堂々とする。

 

・ものをシニカル(皮肉的に)見る

脳は使えば使うほどよくなる唯一の臓器だから。

 

・相手を持ち上げるために頑張る姿勢は潔(いさぎ)よいと考える

やりたいことがあって、やれるチャンスが来たら、他人にどう思われようが、そんなチャンスをくれる人に徹底的に忠誠を誓って権力を手に入れようとする。それは汚いことでも、ずるいことでもない。潔いことだ。そこまでやるのが「本気」というもの。

 

・会社での飲み会は、「好きか嫌いか」でなく「いいか悪いか」を優先する。

1次会で密に交流してお別れというのが賢い参加の仕方。

 

・死ぬときに後悔すること

「他人の期待に応えようとするばかりの人生ではなく、自分が真に生きたいと思う人生を生きる勇気を持っていたかった」

『死ぬ瞬間の5つの後悔』よりそのトップの内容。

 

著者曰く
「私が知る限り、少なくとも成功する人は善悪ではなく、心理を追求している。いい人生を送りたかったら、善悪の判断はできたほうがいいが、善悪、もっといえば勧善懲悪(善をすすめ、悪をこらしめる)を人生に期待してはいけない。悔しい過去にこだわり、未来を犠牲にするか、それとも、成功するための心理に集中するのか。過去を引きずるより、もう終わったことにしたほうが傷は浅いのに、悔しさを晴らそうと、さらに過去に時間とエネルギーを投資してしまう。こういうことが最も無駄なのだ」

 

この本では本当に勉強になることが多く、本文には線を引きまくってしまいました。今後ビジネスマンとして働いていくうえで、本当に必要な「前向きな考え方」が書かれています。孫氏の兵法の中でも有名な「敵兵と戦わないで屈服させることこそ最高の戦い方である:非戦の書)とうものがあります。それを進化させた「敵と戦わず屈服させるだけでなく、その力を自分の目的を達成させることに利用する」ことがこの本には書かれています。これからこの本は私のバイブルの1冊になりそうです。ぜひおススメです!

 

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頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法

 

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頭に来てもアホとは戦うな!(田村 耕太郎)